千田嘉博先生企画展「教えて、千田先生!」と小牧山城・犬山城を巡る

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〜「教えて、千田先生! とよたの城も天下の城も」を訪ねる愛知歴史旅〜

愛知の城を巡る一日。
この日は、戦国の革新が息づく小牧山城、現存天守の美しさを誇る犬山城、そして千田嘉博先生監修の企画展「教えて、千田先生! とよたの城も天下の城も」が開催されている豊田市博物館へ向かいました。

歴史好きにとっては、まさに“城三昧”とも言える贅沢な行程。
織田信長、徳川家康、そして近世城郭へと繋がる日本の城の進化を、一日を通して体感する旅となりました。


最初の目的地・小牧山城へ

最初に訪れたのは、愛知県小牧市にある
小牧山城

小牧山城といえば、永禄6年(1563年)に織田信長が築いた城として知られています。
それまでの“山中に籠る城”とは異なり、城下町を含めて政治・経済の中心を形成した、まさに近世城郭の原点とも言える存在です。

山頂へ向かう途中には、しっかりと残る土塁や曲輪。
歩いているだけでも、信長がこの地に込めた意図が伝わってくるようでした。

山頂の模擬天守から見渡す濃尾平野の景色は圧巻。
「天下布武」を掲げた信長も、この景色を見ながら未来を思い描いていたのかもしれません。また、小牧山城は天正12年(1584年)の「小牧・長久手の戦い」において、徳川家康が本陣を置いた場所でもあります。


信長の城を家康が活用したという歴史の流れも非常に興味深く、戦国史の転換点を感じられる城でした。


国宝・犬山城へ

続いて向かったのは、木曽川沿いにそびえる犬山城

現存12天守のひとつであり、国宝にも指定されている名城です。

犬山城最大の魅力は、やはり現存天守ならではの空気感。
急な階段、軋む床、むき出しの梁。
そこには“本物”だけが持つ重みがありました。

最上階から望む木曽川の景色も素晴らしく、戦略的要地であったことを実感。
尾張と美濃の境を押さえる重要拠点として、この城が果たした役割の大きさを改めて感じました。

天守を見上げながら、「この姿を戦国武将たちも見ていたのだ」と思うと、歴史好きとしてはたまらない時間です。


豊田市博物館「教えて、千田先生! とよたの城も天下の城も」

旅の締めくくりであり、本日のメインは、豊田市博物館で開催中の企画展
「教えて、千田先生! とよたの城も天下の城も」

千田 嘉博 (著)
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この企画展は、城郭考古学者として知られる千田嘉博先生監修による特別展で、豊田市内の城郭や松平氏、そして天下統一へ繋がる城の歴史を、多数の資料や赤色立体地図や触知模型などを用いて紹介する内容となっています。約90点の関連資料が展示されており、城好きにはたまらない空間でした。

会場では、豊田市周辺に点在する山城群の特徴や、松平氏から徳川氏へと繋がる歴史が非常に分かりやすく解説されており、実際の城巡りと合わせて見ることで理解がさらに深まります。

特に印象的だったのは、赤色立体地図による城郭表現。
縄張りや地形が驚くほど立体的に理解でき、「城は地形を読むもの」という千田先生の視点を強く感じました。

さらに、織田・豊臣・徳川それぞれの時代による城の違いも紹介されており、小牧山城や犬山城を見学した後だからこそ、「なるほど、こう繋がるのか」と納得できる場面が何度もありました。

展示を見終えた後は、ミュージアムショップへ。
ガイドブックや千田嘉博先生関連グッズも充実しており、思わずいろいろ購入してしまいました。

展示内容を振り返りながら選ぶ時間もまた楽しく、旅の余韻を持ち帰れるのが博物館巡りの醍醐味。
今回購入したガイドブックは、これからの城巡りでも活躍してくれそうです。

最後にはミュージアムカフェにも立ち寄り、赤色立体図をイメージしたフローズンでひと休み。
“学ぶ・巡る・味わう”が揃った、歴史好きにはたまらない一日となりました。


城を“見る”から“理解する”へ

今回の旅は、単なる城巡りではなく、
「城を理解する旅」だったように思います。

実際に城跡を歩き、天守を見上げ、その後に博物館で背景を学ぶ。
この流れによって、城の魅力が立体的に見えてきました。

小牧山城で戦国の革新を感じ、犬山城で近世城郭の完成形に触れ、そして豊田市博物館でその歴史的意味を学ぶ――。

まさに歴史好きには理想的な一日でした。

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企画展情報

「教えて、千田先生! とよたの城も天下の城も」は、2026年4月25日から6月28日まで開催。
豊田市内の城や松平氏、天下統一へ至る城郭史をテーマにした企画展で、古絵図や赤色立体地図など多数の資料が展示されています。